茨城県医師会のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
この度、茨城県医師会長に就任いたしました、鈴木邦彦と申します。
日本社会は、間もなく2025年に超高齢社会の入り口(団塊の世代が全員後期高齢者になる)を、2040年には高齢化のピークを迎えます。この超高齢社会を乗り切り、国民の皆さまが安心・安全に、住み慣れた地域で最期まで過ごすためには、医師・看護師・介護支援専門家等の医療・介護関係職種等の連携による「地域包括ケアシステム」の構築が必要不可欠です。その多職種連携のまとめ役は、何でも相談できる「かかりつけ医」が担うべきと考えております。
私は、以前、日本医師会の常任理事を4期8年(2010年~2018年)務めておりましたが、この間、このかかりつけ医機能の充実・強化を図るための研修制度構築などに携わって参りました。
こうした経験を生かしつつ、また、日頃地域医療の第一線に立つ者としての現場感覚を踏まえ、行政や関係団体と緊密に連携を取りながら、まずは喫緊の課題である新型コロナウイルス感染症防止対策、そして、地域包括ケアシステムの充実・強化や、地域医療構想の推進などに取り組んで参ります。
結びに、県民の皆さまが安心・安全に暮らしていけるよう役職員一丸となって地域医療の推進、
公衆衛生の向上に努めて参りますので、ご理解、ご支援の程、よろしくお願いいたします。
令和2年6月 茨城県医師会長 鈴木邦彦