茨城県医師会とは

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会長挨拶

この度、茨城県医師会会長(第26代)を拝命いたしました。皆様のご支援を賜りながら、この大役を全うすべく精進いたします。よろしくお願いいたします。

我が国の少子高齢化が問題になって久しくなりました。これは本県でも同様であり、さらに本県はいわゆる「医師不足・医師少数」の県でもあります。2024年4月から第8次茨城県保健医療計画がスタートしました。計画策定にあたり、茨城県そして各分野・団体の英知を結集して本県における多くの医療の課題とその対応の検討を行いました。これら計画をまずしっかり実施し、さらなる課題があればさらに対応し、次期計画策定につなげなければなりません。特に小児産科救急も含めた救急医療提供体制等の政策医療における課題は計画にあげるだけでなく、実効性のある対応を医師会としても考えていく必要があります。
また各地域で検討されている地域医療構想においても、入院病床の再編に加え、外来医療提供体制等においても、それぞれの役割を視野に入れたより精緻な検討を進め、地域全体での医療を構築していくことになります。県民のために、より良い地域医療を続けることが、我々医療に携わるものの使命です。是非ひとつひとつ前に進めてまいりたい所存です。
一方で他業種より遅れをとっているといわれる医療の効率化(IT化、医療DX)にも県医師会として積極的に関与し、会員医療機関だけでなく県民の皆様の理解をすすめなければなりません。

私は平成20年4月に茨城県医師会理事、平成22年4月に同常任理事、平成26年6月から同副会長と県医師会執行部に参画し、これまで県民の皆様そして会員・会員医療機関のために、地域医療の充実・各地域での医師会活動への支援等、さまざまな活動をしてまいりました。今回からは会長という立場ですが、その姿勢を変えることなく、粉骨砕身、これまで以上に注力し、これまで以上に地域からの意見に耳をかたむけ、茨城県と協働で地域の課題解決に向き合ってまいります。何とぞよろしくお願いいたします。

 

                      令和6年6月15日
茨城県医師会会長
松﨑信夫