2025年声の年賀状
茨城県医師会会長 松﨑信夫
県民の皆様、新年明けましておめでとうございます。
昨年6月に茨城県医師会長に就任いたしました松﨑信夫です。
我が国は少子高齢化が進み、茨城県でも医師偏在が深刻な問題となっています。
茨城県医師会は、県民の皆様に良質かつ適切な医療を提供できる体制の確保を目指し、各郡市医師会・茨城県・各自治体・関係団体と共に、さらに尽力してまいりますので、よろしくお願いいたします。
さて新年を迎えるにあたり2つお伝えしたいことがございます。
1つめですが、茨城県では12月2日より、救急車で搬送された方のうち救急車要請時の緊急性が認められない場合は、県内の一部の医療機関において選定療養費を徴収することとなりました。対象となるのは、県内22病院ですが、入院の有無や軽症かどうかではなく、救急車要請時の緊急性が認められない場合に対象病院において徴収されます。不安に思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、急いで受診するべきか迷った場合は、#7119や#8000などの救急電話相談をご利用ください。
2つめは感染症についてです。昨年末より、インフルエンザ・新型コロナウイルス感染症については感染拡大傾向にあり、引き続き注意が必要です。またマイコプラズマ肺炎は定点当たりの報告数が過去5年を大きく上回っております。これらの感染症の予防には手洗い、換気が有効です。高齢者が多い医療機関や介護施設および人が多い環境では、マスクの着用等で予防をお願いいたします。ご高齢の方・基礎疾患のある方は、予防接種も併せてご検討ください。
本年も皆様方にとって、健やかに過ごせる素晴らしい年になることをご祈念申し上げまして、新年のご挨拶とさせていただきます。本年もよろしくお願いいたします。